皮膚科

Dermatology

犬や猫の皮膚疾患には様々なものがあります。病原体が関与するものからアレルギーに関連するもの、精神的要素が関与するもの、あるいは複数の要因が絡んでいるものなど、症例によって様々です。

そのため、評価や診断には適切な検査や幅広い経験知識が必要です。当院では一般的な皮膚検査からアレルギー検査、皮膚生検などにも対応可能です。皮膚の痒みや赤み、脱毛など、気になる症状がありましたらご相談ください。

代表的な疾患例

膿皮症/マラセチア性皮膚炎/皮膚糸状菌症/ニキビダニ症/疥癬/ノミアレルギー性皮膚炎/食物アレルギー性皮膚炎/アトピー性皮膚炎

特殊な疾患例

蜂窩織炎/多型紅斑/天疱瘡/皮膚型リンパ腫/エリテマトーデス

耳科

Otology

犬で、時には猫でも耳のトラブルにはよく遭遇します。もっとも多いのが外耳炎ですが、中耳や内耳の問題も少なくありません。

耳の痒みや赤み、匂いなどの症状はもちろん、他にも気になる症状がありましたらご相談ください。自宅で使用する点耳薬から内服薬、来院した際につけるだけでいい点耳薬など、その子に合った治療をご提案いたします。

中耳や内耳の疾患などの重症例においてはCT/MRI/内視鏡/外科手術などにも対応可能です。

代表的な疾患例

紅斑性耳垢性外耳炎/化膿性外耳炎/耳ヒゼンダニ症/真珠腫性外耳炎〜中耳炎/中内耳炎〜髄膜脳脊髄炎/耳道内腫瘍、ポリープ/耳道内異物 など

泌尿器科

Urology

尿や排泄にまつわる疾患に幅広く対応しています。頻尿や血尿などの膀胱炎症状から尿管結石、膀胱結石、尿道結石/閉塞などの重症例まで対応可能です。

主な疾患/治療成績

細菌性膀胱炎、膀胱腫瘍、前立腺膿瘍、前立腺肥大、特発性膀胱炎、腎臓腫瘍、腎不全(急性/慢性)、腎盂腎炎、間質性膀胱炎
尿道結石/尿道閉塞解除/会陰尿道造瘻手術
膀胱結石/膀胱切開
尿管結石/尿管切開術/尿管ステント設置術/SUBシステム設置術
など

内分泌科

Endocrinology

主にホルモン異常に関連する疾患を診療、治療いたします。
最近水をよく飲むようになった、体の毛が薄くなってきた、最近よく食べるのに痩せてきた(猫)、そんな症状はありませんか?
まず問診から身体検査、血液検査や画像検査などの各種検査を行い、総合的に診療いたします。当院ではホルモン測定機器も常備しておりますので、必要な場合は院内でホルモン測定をすることが可能です。まずはご相談ください。

代表的な疾患

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、糖尿病、上皮小体機能亢進症、副腎腫瘍 など

脳神経科

Neurology

主に神経症状を伴う症例を診療します。手足が痙攣して泡を吹いている(てんかん発作など)、眼が揺れている、ふらついている、足が動かない/引きずっている等、何か普段と違って様子がおかしい場合はご相談ください。

飼い主様から詳しく問診を取り、神経学的な評価を含めた各種検査、必要があればCT/MRI検査を行い診断/治療を行います。

また、様子がおかしい場合は動画がありますと、より診断を行いやすくなりますので、可能であればお持ちのスマートフォン等で動画を撮影しご持参ください。診療をスムーズに行うことができます。

代表的な疾患例

特発性てんかん/特発性前庭疾患/水頭症/尾側後頭骨形成不全症候群(COMs)/肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)/壊死性髄膜脳炎(NME、パグ脳炎)/壊死性白質脳炎(NLE)/感染性髄膜脳脊髄炎/グリオーマ/髄膜腫/認知機能不全
脊髄腫瘍/椎間板ヘルニア/末梢神経鞘腫 など

腫瘍科

Oncology

近年では犬猫の平均寿命も伸び、それに伴い腫瘍性疾患に遭遇する機会も多くなってきました。当院では細胞診をはじめとした様々な検査が可能です。各種手術から抗ガン剤治療、分子標的薬など、様々な治療を行っております。

そもそも腫瘍とは?
しこりを発見した場合、良性腫瘍と悪性腫瘍、厳密には腫瘍でないものに大別されます。悪性腫瘍はいわゆる「癌」で、急速に拡大したり、周囲に浸潤したり、遠隔転移を起こすことがあります。

体にしこりを見つけた場合、なるべく早く動物病院を受診することをお勧めします。高齢のペットは定期的に健診を行うことで、早期発見できるケースもあります。

代表的な疾患例

リンパ腫/肥満細胞腫/悪性黒色腫/組織球肉腫/形質細胞腫/血管肉腫/軟部組織肉腫/線維肉腫/扁平上皮癌/肝細胞癌/胆管癌/胃腺癌/GIST/移行上皮癌/乳腺癌(乳腺腫瘍)/肺腺癌/異所性甲状腺癌 など

稀な疾患

多発性骨髄腫/線維組織球性結節 など

呼吸器科

Respiratory

咳をしている、鼻水が出る、くしゃみを頻繁にしている、呼吸が苦しそう、ガーガーいっている、チアノーゼになっている、そんな症状はありませんか?当院ではまず問診や身体検査をしっかり行い、X線検査を基本にCTや気管支鏡など、必要に応じて様々な検査が可能です(一部提携施設を利用します)。

また、症状が出た際の動画があると、診療をスムーズに行うことができますので、可能であれば動画をご持参ください。

代表的な疾患

肺炎/気管支炎/ケンネルコフ/FVR/短頭種気道症候群(軟口蓋過長、外鼻孔狭窄など)/頸部気管虚脱/胸部気管虚脱/喉頭麻痺/肺腫瘍/ARDS など

循環器科

Cardiology

犬では中高齢から(先天的奇形を除く)、猫では年齢を問わず、多くの心臓病が発症します。咳などの症状や健診時の聴診によって気づくケースから、呼吸困難になって来院される重症例まで様々です。

当院では解像度の高いエコー機器と循環器を得意とする獣医師による診療を行っております。

主な疾患例

僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、フィラリア症、肺高血圧症、拡張型心筋症、動脈管開存症、大動脈弁狭窄
肥大型心筋症、拘束型心筋症、拡張型心筋症、不整脈原生右室心筋症、分類不能型心筋症、右室二腔症 など

稀な疾患例

感染性心内膜炎 など

犬の僧帽弁閉鎖不全症においては手術をご提案することも可能です。僧帽弁再建手術(その他開心手術)は当院紹介のもと、下記提携病院にて専門のチームが行います。詳しくは当院スタッフまでお問い合わせ下さい。

南東京動物医療センター/動物心臓外科センター

千葉どうぶつ総合病院

軟部外科・整形外科

Surgery

一般的な外科手術を中心に、数多くの手術に対応しています。手術は予約制となります(緊急手術はこの限りではありません)。

対応手術

  • 記載のないものはお問い合わせください

去勢手術/避妊手術(卵巣子宮摘出手術)/子宮蓄膿症/帝王切開/乳腺腫瘍摘出手術/臍ヘルニア整復手術/鼠径ヘルニア整復手術/肝葉切除/肝区域切除/胆嚢切除/胃切開/胃捻転整復/胃腹壁固定術/腎臓摘出/SUBシステム設置術/副腎腫瘍摘出手術/脾臓摘出/腸切開/腸管切除/膀胱結石摘出/会陰部尿道瘻造設手術/会陰ヘルニア整復手術/肛門囊摘出手術/眼球摘出手術/チェリーアイ整復手術/眼瞼内反・外反整復手術/外耳道切除手術/全耳道切除手術/声帯切除手術/横隔膜ヘルニア整復手術/断脚術/断尾術/フィラリア虫体摘出手術/各種腫瘍摘出手術
肺葉切除/乳糜胸手術(胸管結紮)/心膜切開/動脈管結紮術/門脈シャント血管結紮手術/披裂軟骨側方化術/頸部気管矯正手術/胸部気管矯正手術/椎間板ヘルニア整復手術(頸部:ベントラルスロット形成術、胸腰部:片側椎弓切除術)/骨折整復手術/大腿骨骨頭切除手術/膝蓋骨脱臼整復手術/前十字靭帯断裂整復手術